山本 達也
山本 達也 Tatsuya Yamamoto

京都市出身。東京の食品会社勤務を経て、約5年前に家業を継ぐため京都に戻り、3代目に。看板商品の宇治茶やほうじ茶のほか、テイクアウトのデザートドリンクなど気軽に楽しめるお茶も展開。今後はコミュニケーションツールとしてお茶のイベントを考えている。

舌触りのよい贅沢カプチーノ

抹茶やほうじ茶などの宇治茶の小売店として知られる「山本園茶舗」。約160年前に抹茶の生産家として宇治で創業したのが山本園茶舗のはじまりです。その後、大正の頃より京都の中心部で宇治茶の卸や小売店として発展。約25年前に今の場所・北大路で現在に至ります。「最近は急須でお茶を淹れる機会がどんどん少なくなっていますが、もう少し日本茶を身近に感じてほしくて」と茶葉だけではなく、カプチーノなど気軽にいただけるお茶を販売。

山本園茶舗

カプチーノに使われているほうじ茶は本来、普通の煎茶や柳などの茶葉に高温の火を入れ炒ったものを急激に冷やして作られます。これらの火入れの加減がとても微妙な味と香りを作り出します。 「昔は「ほうろく」と呼ばれる陶器製の鍋で家庭ごとに気長に茶葉を焙(ほう)じていたと聞きます。」と山本さん。

ほうじ茶

茶葉が本来持つ青っぽい香りと火を入れたほうじ茶独特の芳ばしい香り、これらが上品にバランスよく出来上がっているかを確かめます。
自宅での飲み方は、カップにスティックを1本入れ、沸騰したお湯を120ml程度注いだ後、よくかき混ぜて粉を溶かします。「お湯を入れすぎないことで、きめ細かい泡が立ちます」と山本さん。「ほうじ茶は今では料亭でも出されるお茶ですが、もともとは庶民のお茶として親しまれたもの。気軽に楽しんでほしいですね」。これからも幅広い世代に愛されるように、お茶の文化を広める活動したいと話してくれました。

山本 達也